スーパーやコンビニなどでよくみかける市販のアイスは、多くの種類が販売されています。そのなかで売上が一番多いのは、どのアイスなのか気になりますよね。
本記事では、アイスクリームの人気売上ランキングをご紹介します。また、よくある質問も解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
アイスクリームの人気売上ランキング
アイスクリームの人気売上ランキングについて紹介します。それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。
1.ロッテ「雪見だいふく」
参考:雪見だいふく
「雪見だいふく」は、やわらかな求肥の外側とクリーミーなアイスクリームの組み合わせが絶妙です。冷蔵庫から取り出して約3分置くと、溶けたアイスのまろやかさと求肥のやわらかさがよりいっそう楽しめます。
また、いちごソースやチョコレートソースをかけたり、トーストにのせて焼いたりするアレンジレシピも人気です。「雪見だいふく」は、40年以上も親しまれているロングセラー商品です。
2.グリコ 「パピコ チョココーヒー」
参考:パピコ チョココーヒー
「パピコ チョココーヒー」は、1977年に発売され、爽やかな味わいが、多くの人々に愛されています。さらに、2つにわけて楽しめるチューブタイプの容器は、手をよごさずに食べられると人気です。
「パピコ」は、1998年に販売当時のシャリシャリ食感からなめらかな食感に改良され、大きなヒットとなりました。ほんのりとした苦味を持つチョココーヒーは、大人にも幅広く支持されています。
3.森永乳業「ピノ」
参考:ピノ
「ピノ」は、1976年に登場した日本初の一粒タイプのアイスクリームです。外側のチョコレートがなめらかに溶け、なかのバニラアイスとの絶妙なバランスが特徴です。
暑い季節だけでなく、日常のちょっとした休憩のときにも最適で、女性を中心に幅広い年齢層に人気があります。基本的には丸い形ですが、ハート型のバリエーションも存在し、SNSでも話題になっています。
4.森永製菓「チョコモナカジャンボ」
参考:チョコモナカジャンボ
「チョコモナカジャンボ」は、パリパリのモナカとチョコレートが特徴の50年以上愛されているアイスモナカです。アイスとモナカがくっつかないように、モナカの内側すべてに薄いチョコのコーティングが施されています。
また、チョコレートの甘さとクリーミーなバニラアイスクリームの調和が絶妙で、商品名のとおり食べ応えも抜群です。
5.明治「エッセルスーパーカップ 超バニラ」
「エッセルスーパーカップ 超バニラ」は、手頃な価格とたっぷりの容量、濃厚な風味やなめらかな食感、シャープな後味のバランスが魅力のアイスクリームです。
商品名の「エッセル」という名前は、「Excellent(非常に優れた)」と「Essential(基本的な、主要な)」の2つの単語から取られたものです。その商品名のとおり、濃厚な味わいで多くの人々に親しまれています。
6.森永乳業「PARM チョコレート」
参考:PARM チョコレート
「PARM チョコレート」は、口当たりがなめらかなバニラアイスと、濃厚で甘いチョコレートでコーティングされており、ひと口食べると忘れられない味わいが広がります。
また、急速冷凍技術と独自のレシピによって生まれるなめらかな口どけは、ほかのアイスクリームにはありません。冷凍庫から取り出してすぐのアイスは硬さが残り、噛みごたえがありますが、少し溶けかけた瞬間を食べるのがおすすめです。
7.ハーゲンダッツ「ミニカップ マカデミアナッツ」
「ミニカップ マカデミアナッツ」は、香ばしいマカデミアナッツの食感とクリーミーなアイスが特徴の高級アイスクリームです。濃厚で奥深い味わいのバタースカッチもたっぷり入っており、カリッとした食感が楽しめます。
また、アイスクリームはミルク感が強く、甘めですがあっさりしていてリッチな味わいです。そのため、ナッツが好きな方におすすめのアイスクリームです。
8.森永「MOW バニラ」
参考:MOW バニラ
「MOW バニラ」は、ひと口食べた瞬間から、豊かなミルクの風味が口のなかに広がるアイスクリームです。脱脂濃縮乳(生乳や牛乳から乳脂肪を除いて濃縮したもの)や生クリームを使用しており、乳化剤や安定剤を使用していないのが特徴です。
バニラフレーバーも約100種類から数種類に厳選し、ブレンドしているこだわりがあります。なめらかでリッチな味わいは、特別な日のご褒美にぴったりです。
9.ロッテ「BIGスイカバー」
参考:BIGスイカバー
「BIGスイカバー」は、シャリシャリとした食感と、スイカそっくりの見た目が魅力的な氷菓です。黒いスイカの種の部分には、チョコレートコーティングのパフが使用されており、スイカのイメージを保つために試行錯誤の末に選ばれた材料です。
アイスクリームやお菓子でスイカフレーバーは珍しく、再現は非常に難しいとされています。しかし、「BIGスイカバー」は見事にスイカの風味を引き出しています。
10.森永乳業「ピノ チョコアソート」
参考:ピノ チョコアソート
「ピノチョコアソート」は、「6粒入りピノ」に続く人気商品で、3種類の味を家族や友人とシェアしながら楽しめます。また、独自の製造方法で作られている体温で溶けるようにコントロールされたチョコレートが特徴です。
さらに、アイスクリームには練乳が使用されており、ミルクの風味やコクが引き立っています。ひと口サイズのため、幅広い世代に人気のアイスクリームです。
11.森永製菓「板チョコアイス」
参考:板チョコアイス
「板チョコアイス」は、パキッとした板チョコの食感と、まろやかなバニラアイスのハーモニーが格別な商品です。このアイスクリームの一部には、ベルギー産のチョコレートが使用されており、最後まで飽きずにおいしく食べられるのが特徴です。
最初はパリッとした板チョコの食感が楽しめますが、その後はアイスクリームと溶け合い、板チョコアイスならではのおいしさが口のなかに広がります。
12.フタバ食品「サクレレモン」
参考:サクレレモン
「サクレレモン」は、レモンがトッピングされているユニークな氷菓です。パッケージは派手ではありませんが、目にすると「買わずにはいられない」というファンも少なくありません。
また、つわりに悩む妊娠中の女性にとって、氷とレモンの爽やかな組み合わせが食べやすいと人気があります。個人差はありますが、つわり中でもおいしく食べられる氷菓の1つです。
13.赤城乳業「ガツン、とみかん」
参考:ガツン、とみかん
「ガツン、とみかん」は、みかんの風味を存分に楽しめるアイスキャンディです。みかん果汁と果肉がたっぷりと含まれており、その割合はノベルティタイプが40%、マルチタイプが30%です。この10%の違いが思いのほか大きく、実際に食べ比べるとその差は歴然といわれています。
1998年の販売から20年以上のロングセラー商品であり、みかんそのものを食べているかのような味わいが楽しめるため、みかん好きの方に広く支持されています。
14.竹下製菓「ブラックモンブラン」
参考:ブラックモンブラン
「ブラックモンブラン」は、バニラアイスのまわりにチョコレートとザクザクのクッキークランチがコーティングされたアイスです。九州地方での販売が中心でしたが、最近ではインターネットを通じて日本全国で購入できるようになり、人気が広がっています。
前会長がアルプス山脈を訪れた際、「この真っ白な山にチョコレートをかけたらおいしいだろう」と話したことが商品名の由来です。アイスの棒に当たりくじがついているため、食べた後も楽しめます。
15.赤城乳業「ガリガリ君ソーダ」
参考:ガリガリ君ソーダ
「ガリガリ君ソーダ」は、1981年の発売以来、多くの人に愛され続けている氷菓の代表的な存在です。発売以来、薄いアイスキャンディの膜にかき氷を入れて崩れにくくしたり、添加物を天然のものに替えたりと何度も改良を重ねた歴史があります。
このアイスは、さっぱりとした味わいとガリガリとした食感により、暑い夏の日にぴったりで、多くの人々に支持されています。
アイスクリーム売上ランキングでよくある3つの質問
最後に、アイスクリーム売上ランキングでよくある質問について紹介します。
- 質問1.アイスクリームの消費量が全国1位の都市は?
- 質問2.アイスクリームの販売金額は?
- 質問3.アイスクリームで人気の形状は?
それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。
質問1.アイスクリームの消費量が全国1位の都市は?
2023年2月7日に総務省が発表した2022年の家計調査によると、金沢市がアイスクリームの年間支出金額で2年ぶりに全国1位という結果でした。この調査では、アイスクリーム・シャーベットの1世帯あたりの年間支出金額が金沢市で1万3932円となり、前回トップだったさいたま市を約500円の差で上回っています。
金沢市は過去10年間で6度も1位を獲得しているため、アイスクリームへの強い愛着が感じられる地域です。
なお、アイスクリームの消費量が日本一の地域については、こちらの記事で詳しく解説しています。
関連記事:アイスクリーム消費量が日本一の地域とは?消費量の動向やよくある質問をご紹介!
質問2.アイスクリームの販売金額は?
2023年の日本の平均気温は、1991年から2020年までの30年間の平均気温と比較して+1.29℃の偏差を示し、1898年の統計開始以来、最高値となりました。
2023年は、全国的に年平均気温が高く、北日本、東日本、西日本で記録的な高温となりました。この影響もあり、アイスクリームの販売金額が2023年度に6,082億円となり、過去最高を達成しています。
質問3.アイスクリームで人気の形状は?
よく食べられる形態は「カップ」が一番多く、全体の54.1%を占めています。また、上位1〜3位の合計では82.1%に達しています。
男女間の差はほとんど見られませんが、女性は男性よりも「カップ」を好む傾向があり、男性は「モナカ」を選ぶケースが多いです。これらのデータから、「カップ」が圧倒的な人気を誇っていることがわかります。
参考:消費者調査(アイスクリーム白書)|一般社団法人日本アイスクリーム協会
まとめ
本記事では、アイスクリームの人気売上ランキングをご紹介しました。
売上が一番多かったのは、「雪見だいふく」でした。次に、「パピコ チョココーヒー」「ピノ」「チョコモナカジャンボ」と続いています。
それぞれのアイスは、販売当初から改良や工夫を重ねて、現在の商品になっています。これらの工夫が、長年にわたり多くの人々に愛されている理由です。
もし、この記事でご紹介したアイスで気になるものがあれば、ぜひ購入してみてください。